インクリメント・デクリメント演算子
前置インクリメント
インクリメントとは、変数の値を1加算する演算のことを指します。
前置インクリメントは、評価前に加算されます。
++変数
それではサンプルを見てみましょう。
Console.WriteLineで、前置インクリメントの動作をコンソールに出力します。
1 2 3 4 5 |
int a = 1; Console.WriteLine(a); Console.WriteLine(++a); Console.WriteLine(a); |
上記を実行した結果がこちらです。
1
2
2
インクリメント前後の結果がコンソールに出力されました。
3行目の処理結果で、評価前に加算されているのがわかります。
後置インクリメント
後置インクリメントは、評価後に加算されます。
変数++
それではサンプルを見てみましょう。
Console.WriteLineで、後置インクリメントの動作をコンソールに出力します。
1 2 3 4 5 |
int a = 1; Console.WriteLine(a); Console.WriteLine(a++); Console.WriteLine(a); |
上記を実行した結果がこちらです。
1
1
2
インクリメント前後の結果がコンソールに出力されました。
3行目の処理が終わってから、つまり評価後に加算されているのがわかります。
前置デクリメント
デクリメントとは、変数の値を1減算する演算のことを指します。
前置デクリメントは、評価前に減算されます。
–変数
※↑見づらいですが、マイナス符号2つです。
それではサンプルを見てみましょう。
Console.WriteLineで、前置デクリメントの動作をコンソールに出力します。
1 2 3 4 5 |
int a = 3; Console.WriteLine(a); Console.WriteLine(--a); Console.WriteLine(a); |
上記を実行した結果がこちらです。
3
2
2
デクリメント前後の結果がコンソールに出力されました。
3行目の処理結果で、評価前に減算されているのがわかります。
後置デクリメント
後置デクリメントは、評価後に減算されます。
変数–
※↑見づらいですが、マイナス符号2つです。
それではサンプルを見てみましょう。
Console.WriteLineで、後置デクリメントの動作をコンソールに出力します。
1 2 3 4 5 |
int a = 3; Console.WriteLine(a); Console.WriteLine(a--); Console.WriteLine(a); |
上記を実行した結果がこちらです。
3
3
2
デクリメント前後の結果がコンソールに出力されました。
3行目の処理が終わってから、つまり評価後に減算されているのがわかります。
以上が、インクリメント及びデクリメントの方法になります。
繰り返し処理の中でのカウント用変数の加算など使用場面が多いので、ぜひ参考にしてみてください。