範囲の最上行の値を基にした検索
範囲内の最上行の指定値と同列の値の中から、指定した行の値を検索するには、HLOOKUP関数を使用します。
HLOOKUP関数は、上端が見出しになっているリストでの検索に向いています。
書式
=HLOOKUP(検索値,範囲,行番号,[検索方法])
検索値 ・・・ 最上行の中から検索したい値を指定
範囲 ・・・ 検索対象範囲
行番号 ・・・ 検索値の列から抽出する行
検索方法 ・・・ TRUE:近似値検索、FALSE:完全一致検索
[] は省略可能な引数
それではサンプルを見てみましょう。
使用例
それぞれ、指定した範囲の最上行の値を検索し、見つかった場合は指定した行の値を返しているのがわかります。
パターン2のように、検索方法にTRUEを指定した場合は近似値検索となり、検索値が見つからなかった際に、検索値未満の最大値で検索します。
そのため、”4″未満の最大値である”3.HR”が検索値となり、その2行目にあたる2が返されています。
また、パターン3のように、検索方法にFALSEを指定した場合は完全一致検索となるため、指定した検索値が範囲の最上行に見つからない場合はエラーとなります。
なお、パターン1のように、検索方法を省略した場合は自動的にTRUEが指定されます。
以上が、範囲の最上行の値から指定値を検索する「HLOOKUP関数」の使い方です。