範囲の左端列の値を基にした検索
範囲内の左端列の指定値と同行の値の中から、指定した列の値を検索するには、VLOOKUP関数を使用します。
VLOOKUP関数は、検索値を含む列が範囲の左端になるようにしなければならない点に注意が必要です。
書式
=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,[検索方法])
検索値 ・・・ 左端列の中から検索したい値を指定
範囲 ・・・ 検索対象範囲
行番号 ・・・ 検索値が見つかった行から値を抽出する列
検索方法 ・・・ TRUE:近似値検索、FALSE:完全一致検索
[] は省略可能な引数
それではサンプルを見てみましょう。
使用例
それぞれ、指定した範囲の左端列の値を検索し、見つかった場合は同行の指定した列の値を返しているのがわかります。
パターン2のように、検索方法にTRUEを指定した場合は近似値検索となり、検索値が見つからなかった際に、検索値未満の最大値で検索します。
そのため、15未満の最大値である6が検索値となり、その3列目(打率列)にあたる0.303が返されています。
また、パターン3のように、検索方法にFALSEを指定した場合は完全一致検索となるため、指定した検索値が範囲の左端列に見つからない場合はエラーとなります。
なお、パターン1のように、検索方法を省略した場合は自動的にTRUEが指定されます。
以上が、範囲の左端列の値から指定値を検索する「VLOOKUP関数」の使い方です。