数学関数

[Excel関数] 数値を切り捨てる(FLOOR.MATH)

負の値の丸め方を指定して倍数で切り捨てる

負の値を0に近い方へ丸めるか、0から遠い方へ丸めるかを指定して切り捨てるには、FLOOR.MATH関数を使用します。

正の値の場合は、FLOOR関数または、FLOOR.PRECISE関数を使用すれば問題ありません。

[Excel関数] 数値を切り捨てる(FLOOR)数値を指定した倍数で切り捨てる 数値を指定した倍数で切り上捨てるには、FLOOR関数を使用します。 それではサンプルを見てみましょ...

書式

=FLOOR.MATH(数値,[基準値],[モード])

数値 ・・・ 切り捨て対象の数値
基準値 ・・・ 切り捨て後の基準倍数
モード ・・・ 0:負の値を0から近い倍数へ切り捨て。
モード ・・・ 0以外:負の値を0に遠い倍数へ切り捨て。

[] は省略可能な引数

それではサンプルを見てみましょう。

使用例

正の値の場合はFLOOR関数と同様の結果を返していますが、負の値の場合は第3引数に指定したモード値によって丸め方が変わっているのがわかります。

また、FLOOR.MATH関数の場合は第2引数の基準値も省略することが可能です。
省略した場合、第1引数の数値が正の場合は1、負の場合は-1となります。
 
 
 
以上が、負の値の丸め方を指定して数値を倍数で切り捨てる「FLOOR.MATH関数」の使い方です。