見やすいフォント
游ゴシック
Excelで最も見やすいとされているのが「游ゴシック」です。
あまり見慣れない漢字が使用されていますが、「ゆうゴシック」と読みます。
游ゴシックは、長く標準フォントの座についていた「MS Pゴシック」を押しのけ、Excel2016以降は標準フォントとなっています。
文字のふちが柔らかく、拡大しても表示が崩れにくい非常に読みやすいフォントです。
しかし、そんな游ゴシックにも2つの欠点があります。
それは、低解像度のディスプレイでは読みにくくなる点と、Excel2013以前のバージョンでは使用できないという点です。
Excelを使用する環境が上記2点に当てはまらない場合は、迷わず游ゴシックを使用することをおすすめします。
＜メリット＞
・可読性が高く美しい
・拡大しても表示が崩れにくい
＜デメリット＞
・低解像度のディスプレイで読みずらい
・Excel2013以前は搭載されていない
MS Pゴシック
次にオススメするのが、Excel2013以前まで標準フォントになっていた「MS Pゴシック」です。
多くの人が見慣れているフォントであるため、今も頻繁に使用されている印象です。
低解像度のディスプレイでも表示が崩れないため、游ゴシックが使えない環境ではMS Pゴシックが活躍します。
もちろん、MS Pゴシックにも欠点はあります。
それは、数字が読みずらいという点です。
ギザギザした感じや、文字の細さから数字自体が小さく見えてしまうのが個人的には気になります。
游ゴシックが使用できない環境で、上記のデメリットが気にならない方は「MS Pゴシック」の使用をおすすめします。
＜メリット＞
・多くの人が見慣れている
・低解像度でも読みやすい
＜デメリット＞
・游ゴシックほどの滑らかさはない
・数字が読みずらい
Arial
数字の表示におすすめするのが、「Arial」です。
ハッキリと表示されるため、非常に見やすいです。
Arialは欧文フォントであるため、日本語に対応していません。
そのため、数字・英字にのみ使用することができます。
ちなみに筆者は、游ゴシックが使えない環境の場合は、日本語は「MS Pゴシック」、数字・英字は「Ariai」を使用しています。
＜メリット＞
・数字の表示が美しい
＜デメリット＞
・日本語には非対応
まとめ
以下に上記で紹介した3種類のフォントを比較した画像を掲載します。
並べてみると「游ゴシック」の美しさが際立っているのがわかります。
また、「Arial」の日本語部分は文字のバランスが崩れひどい状態ですね。
しかし数字部分はくっきりとしていて見やすい印象です。
結論としては、Excel2016以降＆高解像度環境であれば「游ゴシック」
それ以外の場合は、日本語は「MS Pゴシック」、英数字は「Arial」をおすすめします。
以上が、Excelでの見やすいフォントについてのご紹介です。