指定値または近似値の位置を取得
指定したの同値または近似値が範囲内に存在するかを検索し、その位置を取得するには、MATCH関数を使用します。
書式
=MATCH(検査値,検査範囲,[照合の種類])
検査値 ・・・ 検索する値
検査範囲 ・・・ 検査値を検索する範囲
照合の種類 ・・・ 1:検査値以下の最大値
照合の種類 ・・・ 0:完全一致
照合の種類 ・・・ -1:検査値以上の最小値
[] は省略可能な引数
それではサンプルを見てみましょう。
使用例
照合の種類によって、検査値と一致した値や近似値の範囲内の位置を返しているのがわかります。
なお、照合の種類に1を指定した場合は、範囲内の値が昇順に並んでいる必要があり、-1を指定した場合は、降順に並んでいる必要がある点に注意が必要です。
ただし、1の場合は昇順に並んでいなくてもエラーとはならず、範囲の先頭から昇順で並んでいる範囲の中で位置が返されます。
-1の場合は、パターン4のように降順に並んでいない場合エラーとなります。
また、パターン2のように、照合の種類に0を指定した際に範囲内に一致する値がない場合もエラーとなります。
以上が、指定した値と同値または近似値の位置を取得する「MATCH関数」の使い方です。