置換
今回は、ブックやシート内で、指定した文字列や数字などを置換する方法をご紹介します。
Excelで作成した表や文章の中で、複数回登場する言葉を別の言葉に修正したいという場面があったとします。
そんな時、ひとつひとつ検索して編集していたのでは手間がかかる上に修正漏れも発生しやすくなってしまいます。
しかし、今回ご紹介する方法を使えば、指定した対象を一気に置換することも可能であるため、置換作業での作業工数とミスの削減につながります。
選択したセルのみ置換する
まずは、選択したセルの中に含まれる指定した文字や数字を置換する方法をご紹介します。
１．セルの選択
置換したい文字が含まれているセルを選択します。
２．検索と選択
ホームタブの「編集」セクションにある「検索と選択」のアイコンをクリックします。
３．置換を選択
表示されるメニューから「置換(R)」を選択します。
４．セルを置換
検索と置換ウィンドウが表示されます。
なお、検索と置換ウィンドウは「Ctrl + F」キーでも開くことができます。
どちらか覚えやすい方法で開きましょう。
ショートカットキーで開いた場合は「置換」タブを選択してください。
検索と置換ウィンドウが開いたら「検索する文字列(N)」に置換したい言葉を入力し、「置換後の文字列(E)」に変換後の文字列を入力します。
それぞれの入力が終わったら「置換(R)」をクリックします。
すると、置換目は「バナナ」だったセルが「メロン」へ置換されているのがわかります。
全て置換する
次に、指定した全ての文字や数字を置換する方法をご紹介します。
冒頭でご紹介した、置換作業での作業工数とミスの削減はこの方法が非常に有効的ですので、ぜひ覚えておいてください。
以下の表の「ぶどう」という文字列を「マスカット」に変換します。
１．検索と選択
ホームタブの「編集」セクションにある「検索と選択」のアイコンをクリックします。
２．置換を選択
表示されるメニューから「置換(R)」を選択します。
３．セルを置換
検索と置換ウィンドウが表示されます。
ショートカットキーで開いた場合は「置換」タブを選択してください。
検索と置換ウィンドウが開いたら「検索する文字列(N)」に置換したい言葉を入力し、「置換後の文字列(E)」に変換後の文字列を入力します。
それぞれの入力が終わったら「すべて置換(A)」をクリックします。
置換した件数が表示されるので「OK」をクリックします。
すると、置換前は「ぶどう」だった2つのセルの一部が「マスカット」へ置換されているのがわかります。
以上が、ブックやシート内で、指定した文字列や数字などを置換する方法です。