データベースリンクの作成
データベースリンクを作成する(基本)
データベースリンクを作成することで、他のデータベースのテーブルやビューを使用することが可能になります。
データベースリンクを作成するには、CREATE DATABASE LINKを使用します。
CREATE DATABASE LINK データベースリンク名
CONNECT TO ユーザー名 IDENTIFIED BY パスワード
USING 接続名;
それではサンプルを見てみましょう。
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CREATE DATABASE LINK TESTLINK1 CONNECT TO USER1 IDENTIFIED BY testpass USING 'TESTORA'; |
上記を実行することで、TESTLINK1とうデータベースリンクが作成され、tnsnames.oraファイルにTESTORAという接続名で定義してある接続先のデータベースの、USER1ユーザーが保有するオブジェクトを使用できるようになります。
なお、データベースリンクを使用する際は以下のようにテーブル名に@をつけてデータベースリンク名を指定します。
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SELECT * FROM TESTTBL1@TESTLINK1; |
上記の例では、USER1テーブルの保有するTESTTBL1テーブルのデータを全件取得しています。
全てのユーザが使用できるデータベースリンクを作成する
データベース内の全てのユーザーが使用できるようにするためには、CREATE PUBLIC DATABASE LINKを使用します。
CREATE PUBLIC DATABASE LINK データベースリンク名
CONNECT TO ユーザー名 IDENTIFIED BY パスワード
USING 接続名;
それではサンプルを見てみましょう。
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CREATE PUBLIC DATABASE LINK TESTLINK1 CONNECT TO USER1 IDENTIFIED BY testpass USING 'TESTORA'; |
上記を実行することで、TESTLINK1はすべてのユーザーで使用可能となります。
以上が、データベースリンクの作成「CREATE DATABASE LINK」の使い方です。
ぜひ参考にしてみてください。