シノニムの作成
シノニムを作成する(基本)
シノニムとは、テーブルやビューに別名をつけたものです。
シノニムを作成することで、他のスキーマのテーブルを参照する際「スキーマ名.テーブル名」のように接続しなくても、自スキーマのテーブルのように接続することが可能になります。
シノニムを作成するには、CREATE SYNONYMを使用します。
CREATE SYNONYM シノニム名 FOR スキーマ名.オブジェクト名;
それではサンプルを見てみましょう。
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CREATE SYNONYM TESTSYNONYM FOR SCHEMA1.TESTTBL1; |
上記を実行することで、SCHEMA1スキーマのTESTTBL1テーブルを、TESTSYNONYMという名前で使用することが可能になります。
同名のシノニムが存在しても作成する
シノニムを作る際、すでに同名のシノニムが存在する場合はエラーとなります。
これをエラーとせず、新しい定義で上書きするには、OR REPLACEを記述します。
CREATE OR REPLACE SYNONYM シノニム名 FOR スキーマ名.オブジェクト名;
それではサンプルを見てみましょう。
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CREATE OR REPLACE SYNONYM TESTSYNONYM FOR SCHEMA1.TESTTBL1; |
上記を実行することで、すでにTESTSYNONYMというシノニムが存在していても、上書きして作成することが可能です。
全てのユーザが使用できるシノニムを作成する
同一ユーザのみではなく、データベース内の全てのユーザーが使用できるようにするためには、CREATE PUBLIC SYNONYMを使用します。
CREATE PUBLIC SYNONYM シノニム名 FOR スキーマ名.オブジェクト名;
それではサンプルを見てみましょう。
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CREATE PUBLIC SYNONYM TESTSYNONYM FOR SCHEMA1.TESTTBL1; |
上記を実行することで、TESTSYNONYMはすべてのユーザーで使用可能となります。
以上が、シノニムの作成「CREATE SYNONYM」の使い方です。
ぜひ参考にしてみてください。