プロファイルの作成
プロファイルでは、ユーザーのログインやリソースに関する設定を行うことが可能です。
プロファイルのオプションは複数ありますが、今回はその中でも使用頻度が高いと思われるもののみご紹介します。
同時セッション数を指定する
ユーザーあたりの同時セッション数を指定するには、SESSIONS_PER_USERを指定します。
CREATE PROFILE プロファイル名 LIMIT
SESSIONS_PER_USER 同時セッション数;
それではサンプルを見てみましょう。
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CREATE PROFILE PROF1 LIMIT SESSIONS_PER_USER 5; |
上記を実行することで、PROF1プロファイルを使用するユーザーは最大5セッションまで同時接続が可能となります。
なお、無制限にしたい場合は、同時セッション数にUNLIMITEDを指定します。
ログイン失敗時のパスワードロックを指定する
パスワードの入力間違い等で、ログインを指定回数失敗した場合にロックがかかるようにするには、FAILED_LOGIN_ATTEMPTSを指定します。
CREATE PROFILE プロファイル名 LIMIT
FAILED_LOGIN_ATTEMPTS 失敗回数;
それではサンプルを見てみましょう。
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CREATE PROFILE PROF1 LIMIT FAILED_LOGIN_ATTEMPTS 5; |
上記を実行することで、PROF1プロファイルを使用するユーザーでのログインに5回失敗するとロックがかかります。
SESSIONS_PER_USER同様、無制限にしたい場合は、失敗回数にUNLIMITEDを指定します。
なお、ロックされた場合に、ロックする期間を指定するには、PASSWORD_LOCK_TIMEを指定します。
CREATE PROFILE プロファイル名 LIMIT
FAILED_LOGIN_ATTEMPTS 失敗回数
PASSWORD_LOCK_TIME ロックする日数;
パスワードの有効期限を指定する
パスワードの有効期限を指定するには、PASSWORD_LIFE_TIMEを指定します。
CREATE PROFILE プロファイル名 LIMIT
PASSWORD_LIFE_TIME 有効日数;
それではサンプルを見てみましょう。
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CREATE PROFILE PROF1 LIMIT PASSWORD_LIFE_TIME 100; |
上記を実行することで、PROF1プロファイルを使用するユーザーに設定したパスワードの有効期間が100日間となります。
無制限にしたい場合は、有効日数にUNLIMITEDを指定します。
なお、PASSWORD_GRACE_TIMEを指定することで、期限を過ぎたパスワードを変更するまでの猶予期間を指定することも可能です。
CREATE PROFILE プロファイル名 LIMIT
PASSWORD_LIFE_TIME 有効日数
PASSWORD_GRACE_TIME 猶予日数;
以上が、プロファイルを作成する「CREATE PROFILE」です。
ぜひ参考にしてみてください。