文字列処理

[VB.NET] 文字列を数値型・真偽型へ変換する(Parse, TryParse)

数値型・真偽型への変換

文字列型を数値型・真偽型へ変換する

文字列型を数値型や真偽型へ変換するには、各クラスのParseメソッドを使用します。

‘ Integer型へ変換
Integer.Parse(文字列)

‘ Long型へ変換
Long.Parse(文字列)

‘ Single型へ変換
Single.Parse(文字列)

‘ Double型へ変換
Double.Parse(文字列)

‘ Boolean型へ変換
Boolean.Parse(文字列)

それではサンプルを見てみましょう。
Console.WriteLineを使って、Parseの動作をコンソールに出力します。

上記を実行した結果がこちらです。

実行結果

100
200
300.1
400.12
True

実行結果がコンソールに出力されました。
文字列がそれぞれの型に変換されているのがわかります。

 

変換可能かチェックしてから変換する

それぞれの型へ変換する際、変換できない想定外の値を引数として渡してしまった場合、例外となってしまいます。
それを防ぐには、変換前に変換可能かどうかのチェックを行う必要があります。
変換可否のチェックには、TryParseメソッドを使用します。

‘ Integer型へ変換可能か
Integer.TryParse(文字列, Integer型変数)

‘ Long型へ変換可能か
Long.TryParse(文字列, Long型変数)

‘ Single型へ変換可能か
Single.TryParse(文字列, Single型変数)

‘ Double型へ変換可能か
Double.TryParse(文字列, Double型変数)

‘ Boolean型へ変換可能か
Boolean.TryParse(文字列, Boolean型変数)

それではサンプルを見てみましょう。
Console.WriteLineを使って、TryParseの動作をコンソールに出力します。

上記を実行した結果がこちらです。

実行結果

True
False

実行結果がコンソールに出力されました。
文字列がそれぞれの型に変換できるかどうかがわかります。

この結果を使用し、以下のようにif文で判定することで、例外を防ぎ変換後の値を使用することが可能です。
なお、変換可能な場合は第2引数で指定した変数に変換後の値が入ります。

 
 
以上が、文字列型を数値型・真偽型へ変換するメソッド「Parse」と、変換できるかをチェックする「TryParse」の使い方です。
ぜひ参考にしてみてください。