C#プログラムの基本的な構造
VisualStudioなどでプログラムを作成すると、拡張子がcsのファイルが作成され、ソースコードはここに記載していくことになります。
なお、C#のプログラムは以下の図のように構成されています。
それでは早速ですが、csファイルの中身を見てみましょう。
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using System; using System.Collections.Generic; using System.Linq; using System.Text; using System.Threading.Tasks; namespace ProgramTest { class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine("C# プログラムの基本構造"); } } } |
上記について、順に説明していきます。
usingステートメント
1行目から5行目にあるusingとは、次に説明する「ネームスペース」に存在するクラスやメソッドを、使用できるようにするための記述です。
例えば13行目のWriteLineメソッドは、SystemネームスペースのConsoleクラスに定義してあるメソッドですが、上記のように使用することが可能です。
namespace(名前空間)
7行目のnamespaceは名前空間とも呼ばれます。
プログラムに使用するすべてのパーツを入れる一番大きな箱というイメージです。
そのため、同じネームスペース内のプログラムは関連し合っているものであることが一般的です。
class(クラス)
9行目のclassとは、プログラムに使用するパーツ(メソッド等)を使用しやすい単位でまとめた箱というイメージです。
例えば、ファイルを読み込んで、処理して、Excelに出力する。という処理を、複数のプログラムで行いたい場合に、「ファイル読書関連クラス」「Excel出力関連クラス」という共通クラスにしておくことで、複数のプログラムのクラスにそれぞれ読書処理を記述しなくても、共通クラスから処理を呼び出すだけよくなります。
これはコードの可読性や、メンテナンス性の向上につながるためぜひ覚えておいてください。
メソッド(関数)
メソッドとは、関数のようなもので、処理のまとまりのことを指します。
上記の例だと、13行目のWriteLineがメソッドであり「引数に指定した内容をコンソールに出力する」ための記述がされたまとまりです。
11行目のstatic void Main(string[] args)というメソッドは少し特別で、プログラムを開始した時、このMainメソッドから処理が実行されていきます。
なお、これをエントリーポイントと呼びます。
プログラムの実行
上記のプログラムを実行した結果がこちらです。
C# プログラムの基本構造
WriteLineメソッドで引数に指定した内容がコンソールに表示されました。
以上が、C#のプログラムの基本構造となります。
処理のまとまりの単位やクラスの活用法など、覚えることが多いですが焦る必要はありません。
これらを意識しながら実際にコーディングを行っていけば必ず身につく内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。