ブックの共有
複数人で使用するExcelファイルを編集しようとした際、誰かが開いていることで読み取り専用モードでしか開けなくなり、その人の編集が終わるまで待つ。というケースは多くあるかと思います。
チームの進捗管理表のように、メンバーそれぞれに対して進捗報告シートが用意されている場合などは、編集者は本人に該当するシートのみしか編集しないのだから、同時に編集できた方がよいですよね。
そんなときに使用するのが、Excelの「ブックの共有」機能です。
今回は、Excel2019での設定方法をご紹介します。
ブックの共有を設定する
まずは、共有を設定する方法からご紹介します。
1.ファイルタブを選択
Excel2019には、リボンにブックの共有アイコンがありません。
校閲タブの保護セクションに「ブックの共有を解除」はあるのに、共有を設定するアイコンはないのはなぜでしょう・・・
そこで、今回はクイックアクセスツールバーにブックの共有アイコンを追加します。
まず、ファイルタブを選択します。
2.オプションを選択
左側に表示されるメニューから「オプション」を選択します。
3.クイックアクセスツールバーカテゴリを選択
Excelのオプション画面が開きますので「クイックアクセスツールバー」カテゴリを選択します。
4.クイックアクセスツールバーのカスタマイズ
左側のボックスで、コマンドの選択「すべてのコマンド」から「ブックの共有(レガシ)」を選択し、「追加(A)」をクリックします。
右側のボックスに「ブックの共有(レガシ)」が追加されたことを確認し「OK」をクリックします。
5.ブックの共有を選択
クイックアクセスツールバーに「ブックの共有(レガシ)」が追加されているので、選択します。
6.ブックの共有設定
ブックの共有ウィンドウが開くので、「新しい共同編集機能ではなく、以前の共有ブック機能を使用します。」にチェックを入れ「OK」をクリックします。
以下のようなメッセージが表示されるので、問題なければ「OK」をクリックします。
すると、上部のファイル名が表示されている右側に「[共有]」と表示され、ファイルの共有が可能となります。
ブックの共有を解除する
ファイルの共有を解除する場合は、先ほども少しご紹介した通りリボンのアイコンから行います。
1.校閲タブを選択
校閲タブを選択します。
2.ブックの共有を解除を選択
保護セクションの「ブックの共有を解除」を選択します。
このように、上部のファイル名右側の「[共有]」表示が消えていれば、解除されています。
以上が、ファイルを共有、解除する方法です。