等値演算子
等値の判定を行う
2つの値が等値であるかを判定するには = を使用します。
等値である場合はTrue、それ以外の場合はFalseを返します。
VB.NETでは、C#のように等値演算子 == と代入演算子 = を使い分けることができない点に注意が必要です。
例えばa = b = cとした場合、C#のようにcの値をaとbに代入する。・・・とはならず、bとcを比較した結果をaに代入する。となってしまいます。
また、そのような記述で比較結果を代入するのはコードが非常にわかりづらくなるため、VB.NETでの比較には開発上特別な事情がない限り、IF文を使用するのを推奨します。
値 = 値
前置きが長くなってしまいましたが、サンプルを見てみましょう。
Console.WriteLineで、等値判定の動作をコンソールに出力します。
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Dim a As Integer = 2 Dim b As Integer = 2 Dim c As Integer = 3 Dim d As String = "AAA" Dim e As String = "Aaa" Console.WriteLine(a = b) Console.WriteLine(a = c) Console.WriteLine(d = e) |
上記を実行した結果がこちらです。
実行結果
True
False
False
等値判定の結果がコンソールに出力されました。
文字列同士の比較の場合、大文字小文字も区別されていることがわかります。
不等値の判定を行う
2つの値が不等値であるかを判定するには <> を使用します。
不等値である場合はTrue、それ以外の場合はFalseを返します。
値 <> 値
それではサンプルを見てみましょう。
Console.WriteLineで、不等値判定の動作をコンソールに出力します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 |
Dim a As Integer = 2 Dim b As Integer = 2 Dim c As Integer = 3 Dim d As String = "AAA" Dim e As String = "Aaa" Console.WriteLine(a <> b) Console.WriteLine(a <> c) Console.WriteLine(d <> e) |
上記を実行した結果がこちらです。
実行結果
False
True
True
不等値判定の結果がコンソールに出力されました。
等値判定とは逆の結果が返ってきているのがわかります。
以上が、等値演算子を使用した等値、不等値判定の方法になります。
ぜひ参考にしてみてください。